【UL初心者】私たちのクッカーシステム紹介【236グラム】

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登山ギアレビュー

これまで登山では、スノーピーク「チタントレック 900」をクッカーとして使用していましたが、道具の軽量化を進めている中で、900mlのクッカーは大きすぎると感じました。

もともとキャンプで使っていたスノーピーク「チタンシングルマグ 450」やガスバーナーを活用して、新たに道具を購入することなく、登山で使える軽量なクッカーシステムを検討しました。

この記事では、ウルトラライト初心者のチタンシングルマグ450を中心としたクッカーシステムを紹介します。

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「チタンシングルマグ 450」クッカーシステムの紹介

クッカーシステムすべて
スタッキングした状態
種類メーカー名称重量
クッカーSnowPeakチタンシングルマグ 45067g
リッド(蓋)中華メーカーチタンカップリッド19g
マグカップSnowPeakチタンシングルマグ 30055g
カトラリーTITAN MANIA折り畳みスポーク15g
バーナーSOTOウインドマスター78g
ライターBicミニライター13g
収納ケースWANDERLUST EQUIPMENT4gCUBEN ROUNDED BAG4g
合計236g
私たちのクッカーシステム一式(重量は実測)

ガス缶を除いた重さは合計236gです。300mlのマグは持って行かないこともあり、その場合は合計181gです。

夫婦二人でこのクッカーを共用しており、一人当たりで換算すると118gです。

ガス缶以外は全てチタンシングルマグ450内にスタッキング可能です。

ウルトラライトに振り切っている方々からすると、まだまだ重い部類ですが、現在の私たちには重量・サイズ・使い勝手のバランスが取れたお気に入りクッカーシステムです。

SnowPeak「チタンシングルマグ450/300」

チタン製の中では、軽さよりも頑丈さ重視

このチタンシングルマグは450mlサイズで、67gです。

ほかのチタンクッカーだともっと軽量なものがあります。

今回は、もともと持っている道具を活かすことをポイントとしたので、この重量の差には目をつむりました。

重いぶん、頑丈さにメリットがあります。

チタンシングルマグの厚さは0.4mmで飲み口はしっかりと折り返してあるため、他のクッカーと比べて明らかに頑丈です。握ってみてもたわむ感じはなく、ザックの中でぎゅうぎゅうに押し込まれても安心です。

私たちもいつか挑戦したいロングトレイルを歩くようなハイカーには、こういった耐久性も重要な要素だと思っています。

中華メーカー「チタンカップリッド(蓋)」

チタン製の蓋(取っ手を切り込みに合わせると、取っ手が立つのが便利)

熱効率を上げてガスの節約や砂などの侵入を防ぐため、蓋を別途購入して使用しています。

軽量さを重視すると蓋は不要かもしれませんが、蓋ありと蓋なしで沸騰するまでの時間を比べてみると、蓋ありは蓋なしの約85%の時間(=ガスの量)で沸騰しました。

結果的に燃料の節約につながるので、軽量化にも寄与してくれます。

スノーピーク純正の蓋はありませんが、EPIgas「シングルチタンマグカバー T-8113」、TITAN MANIAや中華メーカーの「チタンリッド」がフィットします。TITAN MANIAや中華メーカーのリッドは取手が自立するので、沸騰して熱くなっても素手で持てるのが気に入っています。

蓋を裏返すと、簡易的なお皿としても使用できます。

TITAN MANIA「折畳みスポーク(カトラリー)」

折畳みスポークの中でも畳んだ時がコンパクト

チタンシングルマグ450の中に納まる折畳みスポークに落ち着きました。

折畳んだときの全長が長いものが多く、TITAN MANIAというメーカーのスポークが全長85mmで短く、マグの中に収納可能でした。

軽量さを重視すると、コンビニのプラスプーンや竹割りばしが有利ですが、細長いものは、ザックの中で他の道具を傷つけやすいです。マグの中に収納することでこれらの心配がありません。

折り畳み式の唯一のデメリットとして、隙間に食べ物が挟まり掃除しにくいため、うまくスープに溶かしたりして工夫しています。

スポークを選ぶときは、フォーク部分が浅いと機能しないため、程よい深さのものが便利です。

SOTO「ウインドマスター」

SOTO「マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター」を使用しています。

収納袋込で78g(標準五徳の場合)とガスバーナーの中でも若干重い製品ですが、最大火力からとろ火まで自在に制御でき、マイクロレギュレータにより寒い時期や風が強い環境でも、安心して使うことができます。

着脱式の五徳はちょっと使いにくいですが、単純な構造で壊れる心配がないのが安心です。

Bic「ミニ ライター」

SOTO ウインドマスターには着火装置が付いていますが、いつか壊れると思うので、ライターを常に含めています。

ライターはなんでもいいと思いますが、やすり式でコンパクトで信頼できるものとしてBicのライターを選んでいます。

WANDERLUST EQUIPMENT「CUBEN ROUNDED BAG」

WANDERLUST EQUIPMENTさんの収納袋(4g)
450mlマグと110サイズのOD缶がジャストフィット

WANDERLUST EQUIPMENTというガレージメーカーさんから購入した、キューベンファイバーの収納袋です。

マグと蓋、カトラリー、バーナーなどクッカー一式がまとまります。

サイズは直径10cm×高さ18cmで、「チタンシングルマグ 450」と110サイズのOD缶を重ねてちょうどよいサイズです。

いろいろ探したのですが、ピッタリのケースがなかったのでサイズを指定して作成いただきました。チタントレック900のメッシュケースは、大きめサイズでガタガタと音を立てるのが嫌だったので、ピッタリサイズは譲れませんでした。

チタントレック900 クッカーシステムとの比較

チタンシングルマグとチタントレック900のサイズ比較

スノーピーク「チタンシングルマグ 450」と蓋で86グラムです。

元々使用していたスノーピーク「チタントレック 900」は157グラムでした。

軽くなったのは71グラムですが、数十グラムの軽量化が積み重なって、数百グラムに繋がります。

サイズはかなりコンパクトにまとまり、ザック内のスペースを有効活用できます。

まとめ

ウルトラライト初心者の私たちのチタンシングルマグ450を中心としたクッカーシステムを紹介しました。

料理を目的にする登山はこれまでのチタントレック900、ウルトラライトスタイルのときは紹介したクッカーシステムと、目的やスタイルによってクッカーを使い分けています。

一からウルトラライトなクッカーを揃えれば、もっと軽量でコンパクトになると思いますが、今回はもともと持っていた道具たちを活かすことをポイントとしました。重量・耐久性・使い勝手のバランスが取れていて気に入っています。

今後さらに軽量化・コンパクト化を進める場合は、ガスバーナーをアルコールストーブや固形燃料に変えてみたいと思います。

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