【登山飯の軽量化】ドライフードを美味しく食べられる「コジー」がおすすめ

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登山ギアレビュー

食料の軽量化を考えたとき、アルファ米などのドライフードが欠かせません。

夏でも気温の下がる高山では、ドライフードにお湯を注いで待っている間に冷たくなってしまうことがありますよね。

「コジー」と呼ばれる保温袋があれば、温かい状態を保ち美味しく食べることができます

この記事では、私たちも愛用するコジーの良いところや注意点、オススメ製品について紹介します。

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コジーとは

WANDERLUST EQUIPMENTの「スタンドコジー」はアルファ米がぴったり入るサイズです。
開口部のマジックテープを閉じて保温します。

普段聞きなれない「コジー」とは、保温袋や保温ケースのことです。

袋タイプの他にクッカーやコンテナのカバータイプなどの製品があります。

コジーの中にアルファ米のパックを入れてお湯を注ぎ、口を閉じて保温します。

アルファ米のパックだけでなく、フリーザーバッグ(ジップロック)の使用も可能です。

ドライベジタブル、袋麺などお湯で調理するフリーズドライ食品をジップロックに入れて持参し、コジーで調理するといった使い方ができます。

コジーでできること

温かいご飯が食べられる

アルプスのような高山では、夏でも朝方はかなり冷え込みます。

アルファ米はお湯で調理する場合でも大体15分~20分待つため、食べる頃には冷えてしまうことがありました。

お湯を注いだアルファ米のパックをコジーに入れておくと、時間が経っても温かいご飯を食べることができます。

アルファ米は硬くパサつきがあり美味しくないと言われがちですが、保温されていると水気があるため、比較的美味しく食べられます。

有名な尾西のアルファ米は「五目ごはん」「山菜おこわ」が特に好きです。

我が家ではAmazonなどでまとめ買いして、災害時の非常食としても保管してます。店舗で買うより少しお得です。

燃料を節約できる

袋麺は沸騰したお湯で数分茹でる必要がありますが、コジーがあればフリーザーバッグに麺とお湯を入れて保温することで、カップラーメンのように調理ができます。

記載された茹で時間より長く待つ必要がありますが、茹で時間分の燃料が節約できます。

長期の縦走だとガス缶のサイズを小さくしたり、数を減らしたりと燃料の軽量化にも貢献します。

クッカーを小さくできる

お湯のみで調理する食事がほとんどの場合、クッカーはお湯沸かし専用、コジーで調理と分けることで、大きなクッカーを持ち歩く必要がありません。

例えば、袋麺を調理する場合、お湯400ml+麺を入れるため、最低でも600mlサイズのクッカーが必要となります。

コジーを使う場合は、お湯のみ沸かすことができればいいので450mlサイズのクッカーが選択できます。

以下の記事では、450mlのマグカップをクッカーとして使用することについて紹介しています。

洗い物が出ない

クッカーで調理せず、コジーに入れたフリーザーバッグで調理するため、クッカーが汚れません。

拭き取るティッシュなどのゴミもないので助かります。

「食後にコーヒーを飲みたい!」とお湯を沸かすとき、直前に食べたご飯の味が残らないのも地味に嬉しいポイント。

また、コジーでは食べ終わったフリーザーバッグをそのままゴミ袋として閉じることができます。

ラーメンのようなスープ系はそれほど汚れないので何度か再利用も可能ですよ。

山食で人気のカレーメシは、食べた後のジップロックに匂いと汚れが残るため、カレーメシ以外での再利用は難しいです。

コジーを使う時の注意点

袋麺はそのままでは入らない

各社ほとんどのコジーがアルファ米のパックが1つ入る程度の1食に対応した大きさです。

袋麺の調理の場合は麺を砕く必要があり、溢れそうになりますがギリギリ入ります。

規定量のお湯が入りきらないときはお湯を減らすため、付属のスープを全量使用すると濃いスープになってしまいます。

身体を動かした後なので、濃いスープでも問題ないといった方以外は、事前に粉の量を減らして持っていくのがオススメです。

袋麺の調理は、ちょっとクセがあるので、自宅で一度試してみてください。

袋麺を砕くので、麺をすすることができず、少し食べづらくなるのもデメリット。

コジー内にこぼれると乾きにくい

コジーの中にお湯がこぼれると乾きにくいです。

袋麺を調理する際、コジーのサイズによっては麺だけでフリーザーバッグがいっぱいになり、お湯を注ぐとこぼれがちです。

また、フォークやスポークなど先の尖ったカトラリーでフリーザーバッグを破かないよう注意が必要です。

フリーザーバッグ選びが重要

沸騰したお湯を注ぐため、耐熱温度100℃のフリーザーバッグを選ぶ必要があります。

フリーザーバッグで有名なジップロックは耐熱温度100℃です。

ジッパー付き袋は100均でも購入できますが、100℃以下のものがあるので注意してください。

コジーのサイズによって、適切なサイズのジップロックを購入しましょうね。

大抵はSもしくはMサイズになると思います。

コジー製品を紹介

BIG SKY INTERNATIONAL「Insulite」

引用:ビッグスカイ Insulite 断熱食品ポーチフリーザーバッグクッキング居心地の良い-ビッグスカイインターナショナル

2サイズあり、小さいサイズのSINGLE SERVING sizeでも他のコジーより大きめです。

350mlの缶ビールが2本入るので簡易的なクーラーとしても利用可能です。

持ち手はなくシンプルな作りですが、使わないときは折り畳んで小さく収納することができます。

比較的値段も手ごろで、多用途なので今回紹介する製品の中で一番のオススメです。

以前、テント場でBIG SKYのコジーからキンキンに冷えていそうなビール取り出して、飲んでいる方を見かけて羨ましかった!!!

mont-bell「フードコジー」

引用:モンベル | オンラインショップ | フードコジー

マチが7cmありポーチとしても機能します。

両端にループがあり、紐をつけると首からさげて食事ができる作りになっています。

尾西やmont-bellのアルファ米がピッタリ入るサイズです。

購入しやすい価格なので、試しにコジーを使ってみたい場合におすすめです。

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Hyperlite Mountain Gear「REPACK」

引用:REpack Freezer Bag Cook System | Hyperlite Mountain Gear

蓋が大きく、バックルで留める作りになっています。

中にモノを入れても飛び出すことがなく、小物入れとしての使用も安心です。

値段が高く手に入りづらいのが難点ですが、個人的にはデザインが好みです。

WANDERLUST EQUIPMENT「スタンドコジー」

私たちが使っているのはキューベンファイバーのコジー

高い断熱性があるアストロフォイルを内側に使用し、外側はX-PAC、キューベンファイバー、タイベックなどの素材で作られています。

スタンドコジーという名前の通り、立てて置いておくことができます。

他のコジーと比較するとコンパクトな製品で、アルファ米のパックがギリギリ入る大きさです。

ジップロックはSサイズがぴったり。

飛び出たジップ部分を外側に折り返すと食べやすいです。

自作

アストロフォイルなどの保温シートとアルミテープなどで、自作のコジーを作っている方を見かけます。

コストがかからず、自由なサイズとデザインを選択できます。

自分好みのコジーを作ることができ、食事の時間がより楽しくなりそうです。

Astro Foil E アストロフォイルE (50cm×121cm)
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まとめ

山の食事で欠かせないドライフードを、よりおいしく食べることができるのがコジーです。

軽量化を突き詰めると、なくても良いモノは削られがちです。

コジーがなくても食事はできますが、食事が温かいだけでちょっと幸せな気持ちになります。

食事の保温以外にも、燃料の節約や洗い物やゴミの削減など、数日に及ぶ山行との相性が良いギアです。

コジー自体は軽量でコンパクトな物が多いので、ぜひ山道具に加えてみてください。

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