【蒸れ・あせも対策】モンベル 「ジオライン L.W. トランクス」レビュー|ユニクロ「エアリズム」パンツ比較

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登山ギアレビュー

登山での腰周りの蒸れ、あせもに長年悩んでいました。

速乾性の素材ということでユニクロのエアリズムパンツを愛用していましたが、発汗量が増えてくると乾燥が追いつかずベタベタした状態となっていました。

困った時のモンベルということで、「ジオライン L.W. トランクス」を購入してみました。

オールシーズン着用してみて分かったことやサイズ感、ユニクロ エアリズムボクサーブリーフとの比較を交えて紹介します。

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ジオライン L.W. トランクスとは

アウトドア用品メーカーであるモンベル独自の化学繊維「ジオライン」を用いたアンダーウェアです。

モンベルがアンダーウエアのために糸一本から独自開発した高性能素材です。遠赤効果により体を温めながら、極細繊維で作る独自の構造により繊維間に空気を豊富に蓄えることで暖かさを持続。制菌・防臭効果や伸縮性、吸水拡散性にも大変優れ、快適な着心地を実現しています。

引用:モンベル | オンラインショップ | ZEO-LINE® ジオライン®
メーカーモンベル
製品ジオライン L.W. トランクス
素材ジオライン[ポリエステル100%]
重量約 40g(Sサイズ実測)
ブラック、ライトグレー
サイズS、M、L、XL
ジオライン L.W. トランクス基本情報

価格は、¥2,530(税込)であり、ユニクロと比較すると高価です。

ジオライン L.W. トランクスの特徴

オールシーズン着用してわかった「ジオライン L.W. トランクス」の特徴と、ユニクロ「エアリズム ボクサーブリーフ」との比較をご紹介します。

圧倒的な「速乾性」

ジオライン L.W. トランクスに買い替えた一番の理由が速乾性です。

エアリズムパンツを履いていたときは、夏場の急登では腰周りの汗が乾かず、蒸れやあせもに悩まされていました。
ジオラインに変えてからは、体感できるほどあせもが出来にくくなりました。

登山の休憩でもエアリズムがいつまでもペタペタしている状態に対して、ジオラインは数分でサラッとした状態になります。

エアリズムはツルツルっとした生地で履き心地が良いです。
一方でジオラインは少しザラッとした立体的な生地です。

ジオラインは立体感のある生地
エアリズムはツルッとした生地
試してみました!

ジオライントランクスとエアリズムボクサーを濡らして、速乾性を確認しました。
乾燥状態から10g分の水を霧吹きで満遍なく濡らして、ハンガーにかけた状態で10分、30分、1時間後にどれだけ乾燥しているか重さを計測しました。

ジオラインエアリズム
乾燥状態40g43g
霧吹きで濡らした状態50g(乾燥時+10g)53g(乾燥時+10g)
10分経過時48g(乾燥時+8g)51g(乾燥時+8g)
30分経過時45g(乾燥時+5g)49g(乾燥時+6g)
60分経過時41g(乾燥時+1g)46g(乾燥時+3g)
室温29℃での比較

ジオラインの方が早く乾燥していますが、想像していた結果ほど、ジオラインとエアリズムの差が現れませんでした。
ハンガーにかけた状態で計測したため、着用状態だと乾き方に差が出てくるかもしれません。

実際には、汗をかいた時の着用感が、数字以上に大きく異なります。
ジオラインは立体的に編まれた生地であるため、皮膚表面から素早く汗を離すことで履き心地がよく感じられているのだと思います。

数日連続で履ける「制菌・防臭性」

数日の山行でも匂いが気にならない、制菌・防臭性があります。

エアリズムパンツを履いていたとき、1日ごとに新しいパンツに変えていました。
1日では匂いはそれほど気になりませんでしたが、2日目以降に連続して履くと怪しい感じがしていました。
今のところジオラインは2~3日であれば匂いなどが心配せず履き続けられます

ジオラインは繊維自体に“制菌”加工されています。
“抗菌”は匂いの原因となる菌の増殖を防ぐことに対して、“制菌”は菌自体を減少させることで匂いを抑えてくれます。この制菌加工による防臭効果は、半永久的に持続するとのこと。

防臭効果を謳う化繊製品でも数年経てば匂いがきになってきますが、ジオラインは2年経過時点では匂いは気になっていません。

より防臭性を求めるのであれば、メリノウール製品がベストだと思いますが、私のような日帰りから2,3日の山行がメインの場合はジオラインで十分です。

静電気が起きにくい

冬場に気になるのが静電気ですが、ジオラインは静電気が起きにくいです。

ユニクロの化繊はヒートテック・エアリズムともに静電気が起きやすく、特に冬の登山やキャンプ後のお風呂場で着替えるときが怖いです。

ジオラインは縫い合わせ部分にカーボン繊維の糸を用いることで、静電気を自然放電させているとのこと。このような細かな気遣いが嬉しいです。

締め付けがないフィット感

スポーツ用のアンダーウェアと異なり、それほど締め付け感がありません。
緩いわけではない絶妙なフィット感です。

登山の岩場などで大きく足を動かしても、つっぱり感がなく動きやすいです。

よりフィット感を求める場合、同じモンベルの「ジオライン シェイプ トランクス」がおすすめです。伸縮性に優れたポリウレタンが含まれ、通常のボクサーパンツに近いフィット感のようです。

サイズ感(Sサイズ)

身長168cm、体重55kgの細身の私は、ジオライントランクスはSサイズ、エアリズムボクサーはMサイズを着用しています。

ジオライントランクスエアリズムボクサー
ウエスト約 57cm約 64cm
股上約 24cm約 27cm
総丈約 24cm約 29cm
裾幅約 23cm約 21cm
ジオライントランクスSサイズ、エアリズムボクサーMサイズ比較
(素人採寸のため参考程度に)

ウエストはジオライントランクスの方が絞られていますが、伸縮性があるためキツさは感じません。

股上と総丈はジオライントランクスが短くローライズ気味です。
私の場合は、ジオライントランクスのお尻への食い込みが少し気になりました。

まとめ

ユニクロに慣れた私には下着1枚に約2500円は高価でしたが、履いてみると速乾性や防臭性に感動しましました。

一番効果を実感したのは、エアリズムを履いていたときにできていたあせもが出来にくくなったことです。

家にあるユニクロのエアリズムボクサーたちが寿命を迎えたら、順次ジオライン トランクスに変えていきたいと思っています。

夏の登山で汗をかきやすい方や腰周りの蒸れ・あせもに悩んでいる方がいましたら、「ジオライン L.W. トランクス」ぜひ試してみてください。

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