【はじめての宿泊登山】山と普段の環境の違いによるメイクの注意点を紹介

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登山ノウハウ

はじめて泊りで登山にいくときは、普段と同じメイクが可能なのか、山小屋はどんな環境なのかなど想像できないことが多いですよね。

私は周りに相談できる人がいなかったため、宿泊登山のときのメイクについて試行錯誤してきました。

この記事では、山小屋やテントで宿泊登山をするときのメイクについて普段と環境が異なることによる注意点を紹介します。

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宿泊登山で化粧をするときのポイント

クレンジングは拭き取り式メイク落としを使う

化粧品やスキンケアでは、水を使用できないことを前提に準備が必要です。

山では、洗い流す必要があるクレンジングを使用してメイクを落としたり、洗顔料でバシャバシャ顔を洗ったりすることはできません。

一部の山小屋を除いて基本的に下水設備がないため、化粧品などの化学製品を流すことができません。

場所によっては、水を確保するためにポンプでくみ上げる、雨水を利用するといった山小屋もあり、水自体が貴重です。

  • クレンジングは水の使用が不要なもの(クレンジングシートなど)を使用しましょう
  • 洗浄力に優れたシートがおすすめです

メイクは自分の寝床でする

山という特殊な環境でもメイクしやすいよう、普段から使い慣れた化粧品を使用しましょう。
基本的にアウトドア用など新しく化粧品を購入する必要はありません。

普段と宿泊登山では化粧をする環境が大きく違います。

山小屋泊では、寝床スペースでメイクします。

山小屋は雑魚寝が多いため、早朝は寝ている方に配慮して、明かりや音に注意しましょう。
暗がりでもメイクがしやすい化粧品を選ぶ必要があります。

化粧品が落ちると床や寝具を汚してしまうので、粉が落ちやすい化粧品や落としやすいチップなどは特に気を付ける必要があります。

テント泊では、テント内でメイクします。

テント泊は小屋泊より自由ですが、早朝はライトをつけても暗いです。
特にカラーメイクは濃淡がわかりにくいです。

  • 暗い、狭い環境下でメイクをしやすい化粧品を使用しましょう
  • 小屋泊では特に周囲の人や物へ配慮しましょう

持っていく化粧品を厳選する

登山の持ち物はなるべく軽量でコンパクトにすることがおすすめです。
化粧品は意外と重く、数が増えがちで嵩張ります。

化粧品を少なくしてナチュラルメイクを心がけ、どこまで自分のメイクを引き算できるか考えてみましょう。

普段と違って十分な肌ケアができない宿泊登山では、ナチュラルメイクの方が肌への負担を軽減できます。また、登山中は汗や乾燥によって化粧崩れしやすいため、しっかりメイクは崩れたときに直すのは難しいです。

  • ナチュラルメイクを基本として持参する化粧品を減らしましょう
  • 1つ2役の化粧品や小分けにするなど軽量でコンパクトに持ち運ぶ工夫をすると良いです

保湿力に優れたケア用品を使用する

保湿力があるケア用品をおすすめします。
登山は日差しなどの外的刺激によって、普段以上に皮膚が乾燥しやすいです。

皮膚が乾燥するとバリア機能が低下し、肌荒れの原因になります。
念入りなスキンケアを行うことが難しい宿泊登山でも、保湿だけは重視しています。

普段使用している化粧水や乳液、クリームなどが保湿力に優れていれば、山でも使用できます。

  • 保湿力があるクリームなどを持参して肌を保護しましょう

紫外線対策を念入りにする

普段以上に入念にUVケアを行うことが重要です。

紫外線は皮膚の老化の元になり、皮膚がんや白内障の原因になるともいわれています。

登山では標高が上がるため平地より紫外線量が多くなります。

特に稜線上や森林限界を越えた地点では、紫外線を遮るものがないため全身に紫外線を受けるので注意が必要です。

また、UVケアは日差しの強い夏だけでなく、一年を通して必要です。

冬山や油断しがちな曇りの日でも、紫外線を多く受けます。

  • 日焼け止めはSPF50、PA++++の製品を使用することをおすすめします。
  • 2~3時間毎に塗り直して効果を維持しましょう。

一般的に、UVインデックスは標高が1000m高くなると約10%増加するとされています。
山頂で大気が非常に澄んでいる場合などには、先に示した割合以上に紫外線は強くなることがあります。 (中略) 登山など標高の高い場所に出かける際には、紫外線対策を十分に行うようにしましょう。

気象庁|紫外線の性質

まとめ

宿泊登山でのメイクについて、普段のメイクと異なる点を紹介しました。

特殊な環境なので、使用し慣れている化粧品が使いやすいです。
普段の化粧品で嵩張ったり落として割れたりするものは使いにくいので、必要なものだけ追加で購入するのがオススメです。

山岳環境特有の強い日差しや乾燥対策として、日焼け止めと保湿はしっかり行いましょう。

特に宿泊登山では肌への負荷が大きいため、下山後は普段以上に肌をいたわってあげてください。

はじめての宿泊登山での化粧について悩んでいる方が、山でメイクするときのイメージを持てたら嬉しいです。

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