中国地方唯一の日本百名山である「大山」。
私は妊娠6か月のときに夏山登山コースから登りました。
いくつかあるルートの中でも夏山登山コースは良く整備されており、子ども連れや初心者の方でも比較的安心して歩くことができます。
この記事では、妊娠中に登った伯耆大山(ほうきだいせん)の記録を妊婦ならではの注意点とともに紹介します。
伯耆大山の登山について
伯耆大山は鳥取県に位置する中国地方唯一の日本百名山です。
山頂の縦走路は閉鎖しているため最高峰の剣が峰へは行くことができず、山頂は標高1709mの「弥山」です。
伯耆大山は米子方面から見るとなだらかな独立峰ですが、裏側は急崖の荒々しい山容を見ることができます。
私たちは夏山登山コースを往復しました。
標高差は約1,000m、総距離約6km、約5時間(休憩込み)でした。
伯耆大山登山レポート
県営大山駐車場に車を停めて夏山登山口まで
車は県営大山駐車場に停めました。第5駐車場まであり、かなりの台数が停められます。
冬季のスキー場営業期間は有料ですが、それ以外は無料で駐車可能です。
最も登山口に近いのは南光河原駐車場ですが、私たちの停めた第5駐車場でも徒歩10分程度で、参道を歩くためそれほど苦になりません。
御幸参道本通りを大山寺方面へ歩きます。
モンベルの手前を曲がり、橋を渡ると南光河原駐車場と夏山登山口があります。
駐車場の入口で登山届を出します。男女別のトイレがあります。
夏山登山口からスタート
新緑のトンネルに包まれた石段を上がっていきます。
5月上旬でしたが前日から夏日のように気温が高く、暑さで疲れないよう服装調整をし、こまめに水分摂取をしながら登りました。多めに水分を持っていたので良かったです。
8合目までは気持ちのいい森の中
整備された道をひたすら登ります。
6合目には避難小屋があり、ここではっきりと大山の山容が見えます。
下界からの眺めと違って荒々しい岩壁がそり立つ様子が圧巻です。
8合目を越えると日本海が見える稜線
8合目を越えると木道が現れます。
周囲はダイセンキャラボクに囲まれ、木道が一層美しく映えます。木道好きにはたまらない道です。
厳しい冬を終えて穏やかさを取り戻した日本海が見えてきます。
この辺りは休憩ポイントがなく、狭い木道上でのすれ違いも大変なので一気に山頂まで歩きました。
傾斜は緩くなってきますが、それでも身体が重くなっているので疲れました。
山頂へ到着
標高1709m、山頂弥山に到着です。
石碑の横は階段となっていたので、しばらく座って日本海を眺めながらぼんやりしました。
カロリー補給後、山頂は風が冷たく長居すると身体が冷え始めたので山小屋へ撤退。
山頂には避難小屋があり、リニューアルしたばかりのようでとてもきれいでした。
2022年は4月末日より小屋内の売店がオープンしていてカップラーメンや限定品を購入できました。
山小屋のトイレとは思えないようなきれいなトイレがあり、お借りしました。
下りは石室を見るため周回路へ
山頂から日本海側に張り出すような周回路を通って、石室(昔の避難小屋)を見に行きます。
石室と周囲の池は現在も神事が行われているそうです(石室内はお地蔵様がいらっしゃったので写真は遠慮しました)。
日本百名山は信仰の山が多いので、祭りごとの日も一度見てみたいですね。
周回路は登ってきた道に合流します。6合目までは石で滑りそうな箇所が一部あり、下りが元々苦手なので慎重に下りました。
下山後は参道をブラブラ
無事に下山し、下山届を提出した後は参道を楽しみました。参道にはmont-bellやカフェ、足湯、日帰り温泉施設などがあります。
暑かったのでアイスが沁みました。
下山後グルメ&温泉情報
山登りの後は、その土地の安くて美味しいグルメとコスパのいい温泉に寄るのが私たちの定番になっています。
日帰り入浴「岸本温泉ゆうあいパル」
少し観光をする予定だったため、大山から米子方面へ向かう途中で寄りました。
都会と比べて良心的な価格で広い露天風呂とサウナがあり、人が少なくてゆっくり入浴できるため満足度が高かったです。
岸本温泉ゆうあいパル | |
住所 | 鳥取県西伯郡伯耆町大殿1010 |
料金(入浴のみ) | 中学生以上520円、小学生320円、未就学児220円、3歳未満無料 |
推しグルメ「回転すし北海道」
山陰にありながら北海道という名前の回転すし。
鳥取県と島根県で展開するチェーンですが、こういうご当地チェーン店って美味しいことが多い気がします。
旬のアジはとろける美味しさで臭みがなく、夫がハマっていました。妊娠中だったので私はあら炊きなどめずらしいメニューを食べ、大満足でした。
回転すし北海道 皆生店 | |
住所 | 鳥取県米子市皆生新田1丁目9-20 ※他店舗もあります |
価格帯 | 2人で4000~5000円 |
URL | https://www.sushibenkei.co.jp/ |
観光スポット「植田正治写真美術館」
大山の西側にある美術館で、本物の大山が美術品になっていました。
大山登山と一緒に入場の価値ありです。
植田正治写真美術館 | |
住所 | 鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3 |
入館料 | 一般1,000円/高校大学生500円/小中学生300円 |
URL | https://www.houki-town.jp/ueda/ |
まとめ
2022年5月上旬、妊娠5か月で登った鳥取県「伯耆大山」について紹介しました。
標高差や行動時間が元々決めていた「妊娠期に登れる山」の基準から逸脱しましたが、夏山登山コースはとてもきれいに道が整備され、トイレもあり、楽しく歩くことができました。
8合目以降の日本海を望む木道歩きは最高のご褒美です。
下山後はお店や入浴施設がある参道を見たり、日本海の美味しいお魚を食べることができたり、旅行しながら楽しめるので次は子どもと一緒に行きたい山となりました。
コメント