【妊婦登山】90分で登れる活火山!福島県「一切経山」の記録

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妊婦と登山

2022年7月上旬、妊娠7ヶ月で福島県「一切経山」に登ってきました。

火山特有の土の色、瑞々しい緑、コバルトブルーの魔女の瞳、美しい吾妻小富士など、色彩豊かで見どころ満載の山でした。

スタート地点となる浄土平ビジターセンターまでは、なんと福島市街から1時間でアクセスできる手軽さです。

この記事では、妊娠中に登った一切経山と吾妻小富士の記録、妊婦ならではの注意点、下山後のご飯やお風呂スポットを紹介します。

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一切経山の登山について

一切経山は標高1,949m、福島県の吾妻連峰の一角にある活火山です。

磐梯吾妻スカイラインの中腹にある浄土平ビジターセンターから約1時間半で登頂でき、終始展望が良く、火山地形と池や植物が一度に楽しめる山です。

登山道は危険個所がないので登山初心者の方から子どもや年配の方まで比較的手軽に楽しめます。

引用:一切経山コース | 磐梯朝日国立公園[磐梯・吾妻地域] 浄土平ビジターセンター

地図の赤いルートを往復しました。標高差400m、総距離約5.5km、私たちは休憩込みで往復4時間でした。

特徴的な景色に目を奪われ、のんびりと歩きました。妊娠中だったのでちょうど良い運動強度だったと思います。

妊娠中の登山について

私は専門学会のガイドラインなどを参照して、妊娠中に登る山の基準を以下のとおり定めていました。

今回は一切経山と吾妻小富士を合わせて、ちょうどよい運動強度となりました。

私たち基準一切経山+吾妻小富士
標高2,000m以下1,949m
登山口からの標高差500m以下約450m(350+100)
行動時間3時間以内約3時間(2.5+0.5)
登山道岩場がないこと
大きな段差がないこと
岩場なし
大きな段差ほぼなし
少しザレあり
ガイドラインから定めた私の妊娠中の登山の基準

荷物の負担を軽くする、適度な休憩をはさむ、撤退の判断・相談を定期的に行うといったことに注意しました。

妊娠中の登山は最終的に自己判断・自己責任です。

以下の記事では、妊娠登山の是非に関して専門学会のガイドラインから考察しています。妊婦の方で登山にいけるのか悩んでいる方は参考にしてみてください。

一切経山登山レポート

浄土平ビジターセンターをスタート

浄土平ビジターセンターはすでに標高1,600mあり、車で標高を稼げるお手軽な山です。

駐車場は700台駐車可能な広い駐車場でしたが、7月の天気が良い日なだけあって8時時点では舗装駐車場は8割埋まっていました。

駐車場入り口付近にあるトイレに寄り、浄土平ビジターセンターの前で登山届を提出して出発します。

ダイナミックな噴煙を見ながら登る

ここだけでも非日常感たっぷり

例年よりかなり早く梅雨明けが発表されていたので(後に修正されました)、夏本番さながらの青空が広がっていました。

歩き始めは木道です。右手に青空に立ち上る噴煙を見ながら歩いていきます。

風向きによっては途中の道でガスを感じました

木道が終わると木に覆われた道が少しの間続きます。火山地形のためしっかりとした植生がなく、夏は日陰が少ないです。

妊婦登山のポイント

暑い時期の登山は熱中症に注意が必要です。妊娠中の高温多湿環境での運動は推奨されていないため、数少ない日陰は休憩に利用しました。

酸ヶ平避難小屋から先は一部ガレている

左側がビジターセンター、右側は鎌沼

鎌沼と山頂との分かれ道を過ぎると、酸ヶ平避難小屋があります。

ここでトイレが利用可能でしたが、混雑していたため今回はスルーしました。

小屋を過ぎるとガレた少し急勾配な道があります。

非妊時であればなんてことないですが、妊娠中は慎重になります。

妊婦登山のポイント
  • シーズン中は人が多く、歩きにくい場所は列ができていることがあります。巻き込み事故に注意し、前後の人と間隔を空けて登るようにしました。
  • 今回はスルーしましたが、妊娠中はトイレが近くなりやすいので、できるだけトイレのある場所では寄っておきます

後半は吾妻小富士、魔女の瞳と歩みが進まない

ビジターセンター反対側の吾妻小富士

ちょっと勾配のある登山道を上がると視界が開け、右手に吾妻小富士が見えます。

小さい山ですが、火口ときれいな山容が美しく、何度も足を止めて写真と撮ってしまいました。

広々として開放感ある山頂に到着です。

山頂標識を通り過ぎると真っ青に開眼した魔女の瞳がありました。五色沼で太陽光によって色が変わるようです。

美しいですよね。しばらく見惚れてしまいました。

山頂はとても広く、腰を下ろして休むスペースがあります。道中に休憩可能箇所があまりないため、山頂でご飯を食べてゆっくり休みました。

鎌沼に寄って下山

下山は酸ヶ平の分岐を登りと逆方向に向かって歩き、鎌沼を見に行きました。

外国の湖のほとりのようで、この場所がとても好きです。

鎌沼をぐるっと回って下山することも可能なことに気付かず、来た道を下ってしまったのがちょっと心残りです。

吾妻小富士も登頂

迫力のある火口

一切経山を下りた後は、吾妻小富士も登りました。

吾妻小富士は観光客でも登れるように階段が整備されていて15分程度で登れます。

妊娠後期手前で体重も増えてきていたため、一切経山を往復した後の階段上りはきつかったです。

火口は見ごたえがあり1周したかったのですが、体力的に厳しかったので今回は下山しました。

妊婦登山のポイント
  • 疲れすぎないよう、無理は禁物
  • 適度な運動に留められるようパートナーにも理解してもらいましょう

下山後グルメ&温泉情報

山登りの後は、その土地の安くて美味しいグルメコスパのいい温泉に寄るのが私たちの定番になっています。

日帰り入浴「ヘルシーランド福島」

磐梯吾妻スカイラインを福島市方面へ下る途中に高泉質の高湯温泉があります。

寄る予定でしたが、洗い場がなかったり休業日だったりしたため、今回は見送りました。

福島市まで下り、福島駅の東側にある「ヘルシーランド福島」でお風呂にしました。

温泉ではないですが、なんと大人1回300円と破格でした。休憩スペースもあり、空いていたのでゆっくりできました。

ヘルシーランド福島
住所福島市岡部字上川原26
料金(入浴のみ)一般・高校生300円、小・中学生150円

地元グルメ「大和庵」

入浴施設からすぐ近くに地元グルメを発見したので寄りました。

地域に根差す昔ながらの定食屋さんの雰囲気を醸し出しています。

甘めのカツ丼が人気らしく、私たちも注文。後から来たお客さんもメニューを見ずにカツ丼を頼んでいました。

昔ながらのやさしい味が登山後の身体に沁みました。

大和庵
住所福島県福島市岡部新山1−1
値段カツ丼 680円

まとめ

妊娠7か月で登った福島県「一切経山」について紹介しました。

終始展望が良く、吾妻小富士や魔女の瞳、鎌沼など見どころが多い山です。

危険個所はなく、ベビーキャリアを背負った登山者や子どもを見かけました。

活火山で周囲に泉質の良い温泉があるので、登山後に寄るのがオススメです。

今回は立ち寄れなかったので次回の楽しみにしたいと思います。

一切経山の登山は事前に火山情報の確認が必要です。気象庁のページから確認してください。

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