キャッシュレス化が進んで財布を使用する機会が少なくなり、ミニ財布を検討していたときにif you haveの「wallet 2」を知りました。
今まで山に行く時は財布の中身を入れ替えていたので、その作業がなくなるのは嬉しいです。
一方でアウトドアメーカーのUL財布なので、生地感や使い勝手が普段使用に馴染むのか心配でした。
この記事では、私が実際にメイン財布として使用してみて感じたことについてレビューします。
if you haveの財布「wallet 2 Black」について
「wallet 2 Black」はif you haveというガレージブランドが作る財布です。
サイズ | W87 x H96mm(二つ折り時) |
重量 | 14g |
素材 | X-PAC |
仕様 | 2つ折り(ボタン) 札入れは最大30枚収納可能(日本円、ドル、ユーロに対応) カードホルダー2か所(5枚ずつ合計10枚収納可能) コインポケットあり キーリングあり タグ部分にオプションのボールペンが差せる 右利き用/左利き用あり ジッパーカラーが選択可能 |
価格 | 4,400円 |
X-PACは軽量ザックに使用される素材で、ナイロンとポリエステルを3層に合わせた生地でできています。
軽いけど破れにくい強度と防水性があり、元々ヨットの帆に使用されていた生地であることからアウトドア用品に適した素材です。
コンパクトな財布ですが、お札、小銭、カード、鍵が一通り携帯できる収納力が特徴です。
「wallet 2」使用レビュー
軽い、小さい、薄い
とにかく軽く、小さく、薄いです。
ウルトラライト系の財布を探していたので当然なのですが、実物を見て驚きました。
現在、小銭、お札、カード5枚、鍵が入っていて重さ90g、厚みは1.5cmです。
コンパクトなので小さいサコッシュやジーパンなどの狭いポケットにも難なく入ります。ポケットに入れていると、落としていないか心配になってしまうほどで時々確認してしまいます。
重くて大きい財布を持たなくて良くなったことやシーンで財布を使い分けなくて良くなったことで、お出掛けの度にカバンを持ち出す必要がなくなり、ストレスが減りました。
意外と高級感があった
私は実物を見ることができなかったため、オンラインショップで購入しました。届いた財布を初めてみたとき、生地に独特の艶感があり、高級感がある見た目だと感じました。
アウトドア用の財布はナイロン生地でいまいちおしゃれとは言い難いデザイン性のものが多いように感じていたため、30代の大人がメイン財布として普段使用することに抵抗感がありました。
「wallet 2」の素材はX-pacで、適度に艶やかなブラックが普段使いでも馴染みやすいです。
普段用の財布、山用の財布、というように使い分けを辞め一つの財布を兼用することを考えていました。普段使いの方が頻度が高いため、当初は革素材の財布を探していましたが、X-pac素材の財布でもそれほど違和感がなく、全く後悔していません。
「wallet 2」は留め具が山用財布に使われやすいマジックテープではなく、ボタンであることも気に入っています。
鍵と財布が一体型で持ち物が減った
財布の中に鍵をつけられるため、外出時の持ち物が減りました。
財布を開くと中央にキーリングがあります。
付属のリングは小さいため、財布の外側に鍵を出せるようリングを追加しました。2~3個の鍵をつけられそうです。
これまでは財布とキーケースを持ち歩いていました。山では鍵をサコッシュのフックにつけていました。
財布と鍵が1つになったことで管理するモノが減ったので、よりシンプルになったと感じます。
ただし、財布を落とした場合は鍵も一緒に失くしてしまうため、財布の取り出しや収納には注意が必要です。
カードが落ちる危険性がある
札入れ内にあるカードホルダーが落ちそうで心配です。
カードホルダーは2か所あり、ボタンを開けたところと札入れ内です。どちらも5枚ずつ、計10枚のカードが収納できるようになっています。
公式サイトでは「財布を逆さにした状態で振るとカードが落ちることがあるので注意」と記載されています。
札入れ内のカードホルダーはカード5枚以下では飛び出していることがありました。奥までしっかり押し込めば多少ホールドされる感じはありますが、やはり通常使用していると少しずつ飛び出してしまいます。
特に鍵の使用時、鍵を回すと向きによってカードの取り出し口が下向きになることがあり、冷や冷やします。
5枚入れておけばわりとしっかりホールドされるため、カードが5枚以下の場合は内側のカードホルダーのみの使用が安全です。
私は携帯するカードを5枚以下に厳選し、内側のカードホルダーのみを使用しています。
コインポケットは入れにくい
コインポケットは小さく、小銭を入れるのが難しいです。
コインポケットは真ん中にチャックが付いていて、口をひし形に開くようにすることで中のコインが取り出しやすくなります。
コインが多すぎなければ、取り出すのはそんなに気になりません。
コインを入れるときの方が気を遣い、一枚ずつ入れないと落としてしまいます。
大きく口が開く財布の使用に慣れているとレジ等で手間取り、多少時間がかかります。夕方の混んでいるスーパーなどでは小銭を握りしめたまま急いでレジを離れています。
現金を使用する頻度が高い方には、このようなミニマル財布をメイン財布として使用するには不向きだと感じました。
ハードな使用による生地の劣化が不安
狭いポケットに入れて頻繁に出し入れするなど、擦れる機会が多いと生地の劣化が心配です。
コンパクトなのでパンツのポケットや抱っこ紐のポケットに押し込んだりして使用していました。
購入して10日経ち、気付くと写真のよう角や縁の生地に跡が残ったり、毛羽だったりし始めています。
元々革の財布を使用しており、多少の傷や汚れが味になっていくため、ハードに使用することに慣れていました。
「wallet 2」はコンパクトなのでカバンを持たずに出かけ、財布をポケットに入れるということが増えました。このような手軽さがメリットですが、狭いポケットやポーチなどにギチギチに収納すると寿命を縮めてしまう可能性があるため、収納場所には注意が必要です。
まとめ
if you have「wallet 2」は「街、山、旅、いつも一緒のミニマムウォレット」というキャッチフレーズ通り、山はもちろん、街で取り出しても違和感なく使用できる財布です。
従来の財布と比較すると、カードホルダーやコインポケットの使い勝手は劣りますが、キャッシュレス化が進み財布を使用する機会も減ってきているため、特段困るというほどではありません。
むしろ薄く、小さく、軽くなり、山と街での使い分けが不要になったことや鍵一体型で持ち物が減ったことのメリットが大きいです。
気に入った財布に出会えて、山も街も出かけるのがより楽しくなりそうです。
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