キャンプ場で見かける、カメラの三脚に天板をつけたテーブル。
ガレージブランドの専用の金具や、Amazonで入手できるプレートやネジを使ってDIYできます。
私は特別な工具は持っていませんが、以前自作したシェルフコンテナの天板を三脚テーブルにカスタマイズしてみました。プレートやネジを付けるだけなので、初心者でもチャレンジできます。
この記事では、初心者でも簡単にDIYでシェルフコンテナの天板を三脚テーブル化する方法を紹介します。他の木材でも同じ方法で三脚テーブルにできます。
必要なモノは「三脚」と「金具(プレート, ネジ)」のみ
テーブルにする天板以外に必要なモノは三脚と金具のみです。
ここでは三脚と金具を選ぶポイントを紹介します。
耐荷重のある「三脚」
普通の三脚で構いませんが、ネジの規格と耐荷重に注意してください。
雲台を取り外して三脚に直接固定する場合、ほとんどの三脚は1/4インチサイズのネジですが、海外メーカーの大型の三脚は3/8インチサイズのネジである場合があります。
雲台に固定する場合は、雲台の耐荷重も注意してください。
私の持っていたスリックの三脚「スプリント MINI II GM」は、雲台の耐荷重が2kgで天板がぐらついたので、耐荷重20kgの雲台に変更しました。
天板に固定する金具はプレートがオススメ
プレートもしくはネジを天板裏につけて、三脚に固定します。
強度やお手軽さを重視する場合はプレート、コストを重視する場合はネジがオススメです。
初心者でもできる三脚テーブルのDIY方法
ここでは、天板の作成方法から三脚テーブル化方法まで、それぞれの手順でのポイントを紹介します。
天板をすでに持っている方は、STEP4の金具を固定するだけです。
- STEP1天板にする木材の入手
100均等で入手できる木材をそのまま使用してもよいですし、ホームセンター等で木材を購入してカットして好きなサイズにしてもOKです。オンラインでもカットしてくれるショップがあります。カットされたものを受け取るだけなので便利で、私も良く利用しています。
初心者には値段と加工の容易さから、パイン集成材がオススメです。
天板のサイズについて、私たちは31×43cmサイズの天板を使用していますが、これ以上大きいと強度的に厳しそうです(三脚や金具による)。
木材の厚みは10mm~15mm程度がオススメです。
薄すぎると金具が固定できず、厚すぎると重みでぐらつきやすくなります。 - STEP2天板のやすり掛け
そのままの木材では、ささくれがあって危険なので、簡単にやすり掛けします。
木工やすりは100均で購入でき、複数の番手(粗さ)が入ったものが便利です。一般的な木材であれば、#240以上をよく使用します。
- STEP3天板の塗装
スキップしてもOKです。
天板の色味にこだわりたい方は、塗料やオイルで塗装します。
耐水性が必要な場合は、耐水塗料やニスを塗布します。ワトコオイルという木材用のオイルを使うと、安価な木材でも雰囲気がよくなるので、気に入っています。
- STEP4金具の固定
三脚固定用の金具を天板の裏面中心に固定します。
プレートの場合、そのままネジを打ち込んでも良いですが、木材が割れる可能性があるので、電動ドライバーやキリで下穴をあけるのがオススメです。
下穴の深さはネジの長さの半分が目安です。
カメラネジ変換アダプターの場合、小さめの穴をあけて、ねじ込みます。
- STEP5完成
シェルフコンテナの天板がテーブルになるとこんなに便利
コンパクトキャンプなら大きなテーブルが不要に
夫婦二人のキャンプでは三脚テーブルだけで十分で、大きなテーブルを持っていく必要がなくなりました。
三脚と雲台のおかげで、傾斜のある地面でも簡単に水平を保てます。
自宅でもサイドテーブルとして活躍
私たちは自宅で映画を見るときに、ソファの横に置いてサイドテーブルとして使用しています。
三脚の高さを変えて、スタンドテーブルからローテーブルまで幅広く使えます。
必要なときだけ使え、掃除機をかけるときなどはサッと収納できるので気に入っています。
アイアンバーで拡張性◎
天板の裏面両サイドにはストッパーとしてアイアンバーを取り付けているので、テーブル化した時にシェラカップなど細々したものを掛けることができて便利です。
黒いバーがデザイン的にも気に入っています。
取り付け&取り外しはワンタッチ
私は、marupeinetさんの「COBAN PLATE」を取り付けています。
このプレートはアルカスイスというカメラの規格に対応しているため、同じ規格の三脚であれば、固定および取り外しは、三脚のクランプを締める/緩めるだけです。
夜に星空を撮影したいとき、集合写真を撮りたいときなど、天板の取り外しもスムーズです。
テーブルのぐらつきに注意
テーブルの強度は三脚や雲台の耐荷重、プレート固定部分の強度に依存しますが、通常のテーブルとまったく同じような使い方は避けた方が良いです。
私の天板(31×43cmサイズ)と三脚の場合、天板の隅に500mlのペットボトルは置けますが、2Lのペットボトルは避けた方がいいくらいの強度です。
使用時は三脚の固定に緩みがないことを確認しましょう。
まとめ
ガレージブランドの専用金具や、市販のチーズプレートなどを使えば、特殊な工具なしで初心者でも簡単に三脚テーブルがDIYできます。
私たちはシェルフコンテナの天板を三脚テーブル化をすることで、キャンプ道具をミニマル&コンパクトにできて気に入っています。
固定用の金具によって、強度やDIYの難易度が変わるので、自分に合った方法を選んでDIYしてみてはいかがでしょうか。
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