【4シーズン対応な軽量テント】BIG SKY「Glacier 1.5P tent」レビュー

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登山ギアレビュー

軽量化を追求すると非自立式テントやシングルウォールテントなどが選択肢となりますが、どこでも立てられる自立式や快適なダブルウォールも捨てられません。

色々探した結果、4シーズン使えて軽量な自立式ダブルウォールテントBIG SKY「Glacier 1.5P tent」を購入しました。

この記事では、私たちが購入したBIG SKY International「Glacier 1.5P tent」をレビューします。

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テント購入時に求めた条件

Glacier購入前はキャンプと登山兼用で購入したヒルバーグ「アラック2」を使用していました。

アラック2は重量3.3kgと登山では重かったので、以下のような条件で軽量なテントを探しました。

必須条件
  • 2人用
  • 自立式
  • ダブルウォール
  • 4シーズン
  • 軽量(1.5kg以下)
  • 長辺側が出入口
あったら良い条件
  • 吊り下げ一体型
  • 加水分解しない

BIG SKY「Glacier 1.5P tent」基本情報

3本のフレームワークがかっこいい

「Glacier 1.5P tent」は1-2人用の軽量で頑丈な自立式テントです。

  • 4シーズン対応
  • 自立式
  • ダブルウォール
  • インナーテントとフライシート一体型(インナー取り外し可能)
  • 人数:1~2人用
  • インナーサイズ:頭側115cm×足側102cm×長さ213cm×高さ100cm
  • 収納サイズ:約36cm×15cm
  • 重量:1,354g
  • フライ素材:15DスーパーシルULファブリック、両面シリコンコート、耐水2,000mm
    インナー素材:Breathableファブリックノーメッシュ仕様、透湿性DWRコーティング
    フロア素材:15Dナイロンノンスリップ、シームテープ処理済み、耐水3,000mm
    ポール:DAC社NSL 8.5mm 4シーズンアルミポール
  • カラー:2色(花崗岩グレー、フォレストグリーン)

ガイライン、ペグ、フットプリントは別売りです。

テント下部の短いガイラインは付属しています。

蓋は収納袋にくっついています

圧縮可能な収納バッグが付属します。
口部分に蓋がありテントが濡れないようになっています。

BIG SKY「Glacier 1.5P tent」レビュー

どこでも設営可能な「自立式」

自立式テントはポールを通すだけで設営できます。
設営が簡単なため、初めてテントを購入する人におすすめです。

岩稜帯や狭いテント場でも設営しやすいです。

リッジポールが剛性と居住性を向上させています

Glacierは2本のポールを交差させ、フライシートのフックをポールに引っかけるだけで自立します。

リッジポールをテント上部に通して完成です。

リッジポールによって室内の空間を広く保つことができます。

ポールの交差はフックをかけるポールが上側にくることでポールがずれない

2本のポールはどちらが上でもテントは自立しますが、フックが上側のポールに掛けられるように交差させることで2本のポールを一緒に固定できます。
毎回、どちらのポールが上を通ると良いか忘れるので目印等あると良いです。

自立式テントは日本の狭いテント場で使用しやすいです。
雨風への耐久性があり、多少の悪天候でも快適に過ごすことができます。

結露しにくい「ダブルウォール」

ダブルウォールのため、インナーテントの結露による内部への影響が少ないです。

就寝中に寝袋などテント内の道具が濡れる心配をしたくなかったため、ダブルウォールを選びました。

フライシートのベンチレーターは2か所あります

フライシートは短いポールを立ててベンチレーターを作ることができ、湿気を逃すことができます。

風の強いときなどは閉じることも可能です。

メッシュ窓は両側にあります

両側出入口の上部はメッシュの窓があり、換気や温度調節が可能です。
外の様子が見られるメッシュ窓は個人的にとても好きです。

これまで使用してインナーテントに結露が発生したことはありません。

フライシートは結露するため、撤収前に手ぬぐいで拭いて乾かしています。

設営が速い「吊り下げ一体型」

ポールにフライシートのフックを掛けたらテントが立つため、設営が速くて楽です。

ダブルウォールのテントはインナーテントを立てた後に、フライシートを被せるテントが多いです。

インナーはフライに吊り下げられています
フロア部分はフライとフックでつながっています

Glacierは吊り下げ一体型のためフライシートにインナーテントが付いています。

私たちが使用しているヒルバーグ「アラック2」も吊り下げ一体型テントです。
とにかく設営が簡単なので、一体型テントを一度使用すると他のテントを使用できなくなります。

吊り下げ一体型テントは雨天時にインナーテントを濡らさずに設営、撤収することができます。

2人で設営撤収にかかる時間(テントとガイラインのペグダウンを除く)を計ったら、設営2分、撤収2分半でした。

デメリットとしては、結露で濡れやすいフライシートがインナーテントから分離できないため、片づける際にフライシートだけをバサバサっと露払いできないことです(実際にはフライシートとインナーは分離できるが、また取り付けるのが非常に面倒)。

私たちは、朝起きたら手ぬぐいで拭いて収納していますが、完全には乾ききらないので、家に帰ってから乾燥させています。

2人使用に便利な「長辺出入口」

両サイドの長辺がジッパーで大きく開くため、2人で使用する場合には出入りしやすいメリットがあります。

お互いに前室スペースを利用できる両側長辺出入口は便利です。

フルオープンにした場合
2人横に座れるくらいは開きます
チャック下部は留め具がついています

長辺出入口のテントは荷物を出し入れしやすいです。

Glacierの出入口は長辺全面が開くわけでないため少し狭めですが、出入口を全開にして2人で横並びに座って自炊ができます。

4シーズンテントとしては「軽量」

ベルトで圧縮できます

カタログ重量はガイロープ込みで1,354gです。

私たちの場合は、テント(別売りガイロープ取り付け済み)、収納バッグ、ポールで重量1,450gでした。

2人用の4シーズンテントは1.5kg以上のものが多く、Glacierの1.3kgは比較的軽いです。

収納サイズもコンパクトで約36cmx15cmです。
ポールを抜いてパッキングするとさらに小さくなります。

3シーズン用のテントはインナーテントがフルメッシュまたは一部メッシュであるため重量が軽くなります。

私たちは冬山は登りませんが、お互い寒さが苦手です。
アルプスのような高山は秋の朝晩はすでに寒く、メッシュテントでは快適に眠ることができませんでした。

寒さや暑さへの耐性は人それぞれであり、シュラフや服で調整する方法もあります。
冬山へ行かない場合は軽量となる3シーズンテントを選択したほうが使い勝手が良いです。

加水分解に強い生地「スーパーシルULファブリック」

フライシートはスーパーシルULファブリックという生地が使われています。

両面シリコンコーティングが施され加水分解に強く、引き裂き強度は一般的なポリウレタンコーティングの倍以上あります。

生地は薄め
手を透かしてみました
フロアのシームテープ部分

15デニールという生地の薄さを心配していましたが、強いテンションが掛かったり、鋭利な物に引っかけたりしなければ問題ないです。

フロアはどうしても地面と擦れるため、フットプリントを使用することで生地を守ることができます。
生地の継ぎ目がなく、シームテープ処理されている部分は四角のみです。

テント内の便利な「ポケット」「ループ」

4つの大きめなポケットがあります

インナーテントのポケットは4か所あります。
私たちはスマホやサングラス、靴下や手袋などを入れて使っています。

天井部に5つループがあります

上部にはループが複数あります。

モンベルの「オプショナルロフト ドーム用」のようなもの付けることで、網棚を作ることができます。

私たちはループにガイラインを1本結んでいます。
ランタンを掛けたり、服や靴下を干したりして使っています。

気になる点

2人での使用は狭い

サーマレストのマット2枚がぴったりです

1~2人用ですが、2人で使用するには正直狭いです。1人で使用するには快適な広さです。

2人分のスリーピングマットを敷くと写真のようになります。

フロアの幅は頭側が115cm、足側が102cmです。一般的なシングルベッドの幅が約100cmのため、2人で寝た場合かなり狭いことがわかると思います。

2人で使用する場合は寝るときに密着するため2人の仲が良くないと難しいかもしれません。

がっちりした体型の大人が2人寝るのは、かなり窮屈です。

前室がほぼない

遠くにペグダウンした場合の前室

一般的にダブルウォールテントの良いところは前室があることですが、Glacierの前室はかなり狭いです。

出入口のフライシートをペグダウンして前室を作ります。

ペグの位置によって前室の大きさを多少調整できますが、遠めにペグダウンしても1人分の靴を置く程度のスペースしかありません。

チャックを閉めると前室スペースはほとんどありません

出入口を閉めると前室スペースはほぼないため、雨天時に調理をするのは危険です。
インナーテントの角をアウターテントから少し取り外してスペースを作ることはできます。

前室については購入前より懸念していて、思ったより狭かったので少し残念です。

フロアが滑る

私たちはフットプリントにタイベックを使用しています。
Glacierのフロアは外側がサラサラした生地で、タイベックシートの上ではとても滑ります。

テント場の傾斜に沿って滑ってしまうため、テントを固定している角にテンションがかかります。
すでに引っ張られた角のシームテープがとれかかってしまいました。

設営場所はなるべく平らなところを選び、フットプリントは滑りにくいものがオススメです。

ガイロープ・自在・グランドシート・ペグは別売り

出入口部分、短辺底部のガイラインは付属
追加部分には付属ガイロープに合わせて黄色のガイロープをつけた

ガイロープ、自在、フットプリント、ペグは別売りです。

私たちは耐風性向上のため、ガイロープと自在を別途購入して取り付けました。

四角のガイロープ
出入口のガイロープ

ガイロープを追加でつけられる部分は各角に2か所ずつ計8か所と、両側出入口にも上下2か所です。四角のガイロープは上下1本ずつ、出入口のガイロープは1本で上下2か所を引っ張っています。

ガイロープは2mm×30mを購入し、少し余りました。自在はクラムクリートの物が軽量でオススメです。

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Six Moon Designs「SMD Footprint Tyvek」

フロアの生地は15Dで薄いため、フットプリントがあったほうがいいです。

私たちはSix Moon Designs「SMD Footprint Tyvek」のラージサイズを使用しています。
サイズは213cm×122cmで、サイド部分がはみ出るため折り込んでいます。

まとめ

私たちは2人用・軽量・自立式を条件にテントを探して、BIG SKY International「Glacier 1.5P tent」を購入しました。

軽さに特化する場合は非自立式のシェルターやシングルウォールのテントが候補に入りますが、4シーズンどこでも設営できることを考えると、このテントの1.3kgは決して重くありません。

軽さ、耐久性、扱いやすさ、居住性のバランスに優れたテントで満足しています。

設営撤収に時間をかけず、安心してテント泊をしたいという方におすすめです。

次の記事では、Glacier 購入時に比較したテントを紹介しています。

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