登山や海外旅行で愛用してきたOLIVER PEOPLES(オリバーピープルズ)のサングラスのレンズが寿命を迎えてしまいました。
新しいサングラスを購入するのではなく、レンズを交換することで使い続けることにしました。
これまで直営店や正規取扱店でのみレンズ交換が可能と思っていましたが、実は身近なメガネ量販店でもレンズ交換が可能です。
この記事では、実際にJINSでサングラスのレンズ交換を行ったときの様子とサングラスを長く使うためのポイントを紹介します。
レンズの交換方法は3種類
サングラスのレンズ交換方法は3つあります。
- 直営店や正規取扱店で交換を依頼する
- 自分でレンズを購入して交換する
- メガネ量販店に持ち込み交換を依頼する
直営店や正規取扱店での交換
OLIVER PEOPLESの直営店や正規取扱店でレンズ交換可能です。
レンズ交換費用は、店舗に在庫がある場合、3,300円~10,000円です。
店舗に在庫がない場合、オーダーとなり8,800円~です。
詳細は各取り扱い店にて確認してください。
レンズ交換にかかる日数は、店舗在庫があれば即日(予約なしで来店可)、在庫がなければ10日程度です。
直営店以外の正規取扱店での交換は各店舗に問い合わせる必要があります。
正規取扱店はOLIVER PEOPLESの公式サイトで確認できます。
オリバーピープルズ | 店舗検索 | Oliver Peoples 公式サイト
自分でレンズを購入して交換
市場に多く出回っているサングラスであれば、そのサングラス専用の交換レンズのみを楽天市場やAmazonで購入可能です。
私はオークリーのSTRINGER(ストリンガー)というサングラスのレンズをオンラインで購入し、自分で交換したことがあります。
フレームから古いレンズを取り外す際は、力のかける場所などコツが必要でした。
フレームからレンズを取り外す作業はフレーム破損の可能性もあり、比較的高価なフレームは勇気が必要です。
このような作業が実施できるかも含めて、検討する必要があります。
JINS で持ち込みサングラスのレンズ交換の流れを紹介
レンズ交換可能なサングラスか判断
まずは、レンズが交換可能なサングラスかを判断します。
JINSの店舗で丁寧に店員さんが確認してくれるため、自分で判断できなくても問題ありません。
なお、JINS公式サイトでは、以下のようなフレームやレンズは交換できませんと案内されています。
この他にも、レンズ交換できないサングラスがあるため、最終的にはJINS店舗での確認が必要です。
【素材】
引用:よくあるご質問 – 店舗に関するご質問 – 商品について – 他社で購入のフレームにレンズは入れられますか? | JINS – 眼鏡(メガネ・めがね)
・金、プラチナ(白金)、べっ甲、木製、竹製、角製(水牛、羊等)の素材のフレーム
【形状】
・ツーポイントフレーム、カーブが強い、レンズサイズが大きいフレーム
【状態】
・商品に傷、ヒビや歪み等のあるフレーム
【レンズ】
・ガラスレンズ、ハイカーブレンズ、プリズムレンズ
交換レンズを選択
レンズ交換可能なサングラスであることを確認したら、次はどのレンズに交換するかを選択します。
JINS では、以下のようなレンズがあります。
種類 | 価格 | 備考 |
薄型非球面レンズ | 0円 | 標準クリアレンズ |
カラーレンズ | 3,300円 | 一般的なサングラスレンズ、UVカットあり |
調光レンズ | 5,500円 | 紫外線量でレンズ濃淡が変化、1つで室内・屋外に使用できる |
ミラーレンズ | 5,500円 | 外側がミラー、目線が見えづらい |
トレッキングレンズ | 5,500円 | 眩しさを軽減させながらコントラストを高める効果 |
偏光レンズ | 5,500円 | 水面や雪面の反射を軽減 |
使用上の注意点があるレンズもあるため、確認してみてください。
上記は一例で他にもレンズの種類があります。詳細はJINS公式サイトに載っています。
支払いと受け取り
JINSではレンズ交換は、5,500円+オプション代がかかります。
受け取りは、ご依頼した店舗で受け取る方法と郵送する方法(別途送料が必要)があります。
レンズ交換にはおおよそ1週間必要であるため、都合のよい方法を選ぶことができます。
レンズは受け取りから6カ月間の保証期間があります。
実際にOLIVER PEOPLESのレンズを交換してみた
交換前のレンズ状態
内側から見るとレンズの中心部の色が変わっています。
メガネ拭きで掃除をしても取ることができなかったため、汚れではなくコーティングの剥げと判断しました。
サングラスをかけるとモヤがかかったような見え方となり、長時間使用していると目が疲れたり、ひどいときは頭痛となることがありました。
正規店が自宅からアクセスが良くなかったこともあり、我慢して使用していました。
交換後のレンズ状態
価格は、レンズ交換代5,500円+オプション(カラーレンズ)3,300円で合計8,800円でした。
交換後は、内側・外側ともに傷一つないきれいな状態になりました。
実際にかけてみると、視界がクリアになり目の疲れなども解消しました。
レンズはカラーレンズのチャコールグレーです。
汎用性の高いレンズが良かったため、オーソドックスなカラーレンズを選択しました。
屋外の明るい場所での使用が多いため、ダークカラーの4色が候補でした。
その中でも、登山での使用をメインに考え、「空の青色や木々の緑色がきれいに見えるか」を重視して、チャコールグレーにしました。
トレッキングレンズは、空や木々の色が不自然に感じたため選択しませんでした。凹凸はくっきり見えるため、登山道や稜線などくっきり見えると思います。
身近な店舗で持ち込みでもサングラスが交換できるのであれば、もっと早く交換すればよかったと後悔しています。
レンズ(コーティング)が劣化してしまった原因
コーティングの剥がれの一番の原因は「塵や砂などの固い物質がレンズに付着した状態で拭いた」ことです。
街だけでなく登山、はたまたアフリカの砂漠など塵や砂が付着しやすい環境で使用する機会が多くありました。登山や旅行先では、レンズについた汗をTシャツの裾などで拭うこともありました。
化粧品などの付着による化学反応も原因です。
夫婦でサングラスを兼用しているため、妻が使用する際に化粧品が付着する場合があります。
長く使えるように気を付けるべきこと
レンズ交換の際に長く使うためのお手入れ方法をJINS の店員さんにお聞きしました。
お手入れ方法
レンズが汚れてしまった場合、まずは擦らず水で洗ってください。
水で洗うことで、表面に付着した塵や砂はほとんどとれます。
その後、メガネクリーナーのような柔らかい布をポンポンと押し当てるように水滴をふき取ります。
擦りつけると傷となってしまう可能性があります。布が古くなり繊維が付着するようでしたら、キッチンペーパーなどもオススメです。
登山などの場合、場所により水で洗うことが難しいかもしれません。
最低限、砂などが付着した状態でTシャツの裾で拭くことは避けてください。
私たちは下山まで我慢するか、どうしても気になる場合のみ飲料水をレンズにポタポタとかけて、親指と人差し指の腹で優しくきれいにしています。
油性の汚れの場合は、食器用中性洗剤を使用します。
水で洗ってもきれいにならない場合は油性の汚れである可能性が高いです。
レンズを濡らし、中性洗剤を少量付けて、親指と人差し指の腹で優しく洗ってください。その後、洗剤が残らないよう丁寧に水洗いし、前述の水洗い同様に柔らかい布で水滴をふき取ります。
ちなみに汗はほとんどの成分が水溶性ですが、肌を乾燥から守る「皮脂」は言葉のとおり油性です(汗にも一部皮脂が含まれています)。
頬や食べものに触れた後の手などがレンズに直接触れた際に油性の汚れがついてしまいます。
保管方法
夏場の車内などレンズが高温にならないよう注意する。
レンズを長持ちさせるためには保管方法にも気を付けてください。
サングラスのレンズは主にプラスチックが使用されており、高温になることでレンズが膨張し、劣化の原因となります。
夏場に車内に置きっぱなしにしておくことはNGです。
メガネ保管場所がある車もありますが、入れたままにならないよう注意しましょう。
面倒でもメガネケースに収納する。
埃や汚れからレンズを守るため、使用しないときはメガネケースへ収納してください。
ポケットや胸元にかけると、服とレンズが擦れる原因になります。
面倒に思わず、できるだけケースへ入れるようにしましょう。
まとめ
JINS で持ち込みサングラスのレンズ交換を行いました。
社外製品持ち込みの場合、追加で5,500円かかりますが、身近な店舗で交換できるのがメリットです。
店舗ではレンズ交換について丁寧にご説明いただき、手入れの方法なども教えていただきました。
サングラスは目を紫外線から守る大切な道具です。
この機会に「お手入れ」「保管方法」を見直してみてください。
サングラスに限らずギアは購入して終わりではなく、定期的にメンテナンスを行うことで長く愛用できます。ぜひ、お気に入りのサングラスを大事にしてあげてください。
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