夏だけでなく冬もハイキングいってみたいと思いますが、道具から揃えなければならないのでハードルが高いです。
栃木県日光市の戦場ヶ原では、スノーシューをレンタルできて、冬ハイキング初心者でも手軽に楽しむことができます。
この記事では、実際に私たちがスノーシューをレンタルして戦場ヶ原を歩いた時のことを紹介します。
道具はもっていないけど、もふもふの新雪をスノーシューで歩いてみたいという方におすすめのハイキングコースです。
戦場ヶ原~小田代原~庵滝のハイキングについて
戦場ヶ原は栃木県日光市の広大な湿原です。さらに奥には小田代原という草原が広がっていて、戦場ヶ原と合わせてラムサール条約に登録されています。
標高1,400mに位置するため、夏でも涼しい一方で、冬は気温が氷点下になるため、しっかり防寒する必要があります。
今回のルートはスノーシューをレンタルするため、三本松茶屋に車を置いてスタートします。
戦場ヶ原西側の小田代原を通り、弓張峠からこの時期に見ることができる氷瀑を見に行き、戦場ヶ原を抜ける周回コースを歩きました。
休憩を含め、トータル6時間ほどのハイキングでした。
体力に合わせて、戦場ヶ原ピストン、戦場ヶ原+小田代原周回などコースを選ぶことができます。
レンタルスノーシューで戦場ヶ原をハイキングしてきた
三本松茶屋でスノーシューをレンタル
「三本松茶屋」が起点となります。
巨大な駐車場があるので、いっぱいで停められないといった心配はありません。
この三本松茶屋では、スノーシューや靴など必要なものがレンタルできます。
営業時間は8時半~16時です。
レジでスノーシューのレンタルの旨を伝え、申込用紙に必要事項を記入し、レンタル料金を支払います。レンタル料金は下の表の通りです。
大人 | 小人 | |
2時間 | 500円 | 500円 |
1日 | 1,000円 | 800円 |
スノーシューのレンタルにはストックがついていますが、バスケットの大きなストックを持っている方は、ご自身のストックでも大丈夫でしょう。
スノーシューだけでなく、靴やゲイターなどもレンタルが可能です。
私たちはハイカット登山靴、厚めの靴下といった道具で、スノーシューのみをレンタルしました。
赤沼茶屋からスタート
戦場ヶ原への入口は「赤沼茶屋」の前にあるため、三本松茶屋を出て国道120号を1kmほど南へ歩きます。
道路を渡って、東屋の脇から戦場ヶ原に入ることができます。
コースマップは三本松茶屋でもらうことができます。日光湯元ビジターセンターのホームページでもマップがあるため参考にしてください。
コースタイムは夏季の場合なので、参考程度に計画してみてください。
私たち訪れた1月下旬は、ルート上はしっかり踏み固められていました。日中の気温は5度くらいでしたが、風がなく日が差して暖かい日だったので、平坦な道のりでもほんのり汗をかきました。
ぐるっと小田代原まで
戦場ヶ原の西には小田代原という周囲3kmほどの湿原が広がっています。
多少の勾配はありますが、きつすぎず、ちょうどいい運動量でした。新雪をスノーシューで踏んで歩くのがとても楽しいです。
途中には東屋があり、休憩している登山者がたくさんいました。
シーズン中の休日は歩いている人が多く、小田代原方面もしっかりトレースがついていました。チェーンスパイクでも歩くことができました。
冬の庵滝で氷瀑が見れる
小田代原の西側にある弓張峠より尾根を登っていくと庵滝(いおりたき)という滝があり、冬季は氷瀑を見ることができます。
弓張峠からは往復1時間半程度かかります。
他の登山者がスノーシューで歩き回った跡があちこちにあり、ルート間違いには注意です。
はじめての氷瀑に感動しました。氷柱の中を水が流れている様子などを見ることができます。
帰りは下りなので、スノーシューで滑るようにすいすい下るのが楽しかったです。
戦場ヶ原を通って赤沼茶屋へ
庵滝を往復したあとは小田代原を北側に歩き、戦場ヶ原へ入ります。
小田代原~戦場ヶ原への道は歩く人が少なく、真っ白な雪原に鳥や鹿の足跡だけがついていたり、立ち止まると無音の世界になり、とても新鮮でした。
戦場ヶ原を湯川に沿って入山してきた赤沼茶屋方面へ戻ります。
目の前に男体山を見ながら歩ける気持ちがいいハイキングコースです。この辺りはほぼ平坦なので小さい子ども連れの方もいました。
無事に赤沼茶屋に戻り、再び国道を歩き、三本松茶屋にてスノーシューを返却しました。
静かな白い雪原にいる時間が心地よく、のんびり歩いたり、ベンチで休憩したり、6時間ほど散策していました。
冬は山に行けないと思っていたので久しぶりのハイキングでリフレッシュできました。
まとめ
私たちにとって、初めてのスノーシューでのハイキングでしたが、レンタルのスノーシューで十分に楽しむことができました。
新雪の上を歩く時の感覚が新鮮で、癖になりそうです。
今後スノーシューを買おうか迷っている方にも、まずはスノーシューを体験してみる場所としてオススメです。
冬の晴れた日を狙って行ってみてください。
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