男性にとって妊娠中の妻とキャンプにいくときには、どのようなリスクがあり、何に注意したら良いかはわかりにくいかもしれません。
妊婦である妻が夫にお願いしたいことを伝えられると良いですが、せっかくのキャンプと思って準備や撤収、料理など無理をして頑張ってしまう可能性があります。
私は妊娠中にキャンプへ行ってみて、思った以上に夫にお願いしたいことがありました。
この記事では、妊娠中の妻とキャンプにいくとき夫が気を付けたいことを紹介します。
妊婦とキャンプに行く夫が気をつけたい5つのこと
妊娠週数などによって体調に違いがあり注意点が変わってきますが、基本的なこととして以下を意識してみてください。
重い荷物の運搬
妊娠中はできるだけ重い荷物の運搬は避けたいです。
重い荷物を上げ下ろす作業は、腹圧がかかり子宮収縮につながる可能性があります。
テントやクーラーボックスなどの重いキャンプ道具は夫に運搬をお願いしたいです。
2人で持たないと運べないような大きい荷物があれば、事前にバラして1人で持てるようにしておくのがオススメです。
また、普段よりキャンプ道具を少なくしたり、サイトまで車が乗り入れできるオートキャンプ場を選ぶことなどで荷物の運搬を楽にすることができます。
テントやタープの設営
テントやタープの設営は立ったりしゃがんだりする動作が多く、お腹に負担がかかってしまいます。
ハトメにポールを差すだけでもしゃがみますし、テントまわりをペグダウンして回るとなると、妊婦にはハードな作業になります。
大型のテントは夫1人での設営はかなり大変です。
妊婦でもポールを支える、クリップをはめるなど、立ったりしゃがんだりする動作が少ない作業はできます。
ペグ打ちやメインポールの立ち上げなど夫が行うなど動きの量で作業を分担してみてください。
妊娠中は普段より疲れやすく、私も最初はペグ打ちなどをしていましたが、動作がゆっくりで時間がかかる上にすぐ疲れてしまっていました。
サイトの設営時はテントやタープを立てる前の一番最初に、妻がすぐ休めるように椅子やコットをひとつ出しておくことをおすすめします。
妊婦が食べられる料理
妊娠中は食べられない食材があり、特に生ものは感染症の危険があるため注意が必要です。
バーベキューで肉や海鮮を調理する場合、中心までしっかり火を通してください。
夜は暗くて食材に火が通っているか見えにくいことがあるため、食べる前に確認するか煮込みなど火が通りやすい料理をおすすめします。
ナチュラルチーズや生ハムなども注意が必要な食材です。
野菜は新鮮なものを選んでよく洗ってから調理しましょう。
また、妊娠中は妊娠前と食の嗜好が変わることがあり、ジャンキーな食べ物や甘いお菓子が無性に食べたかったりします。
私は出産まで吐き気がダラダラと続いていて麺や酸っぱい食べ物などのさっぱりしたものをよく食べていました。
妻の嗜好や体調に合わせて、食べられそうなものを購入すると良いかもしれません。
お酒を飲まない
飲酒をすると万が一妻の体調が悪くなったときに車の運転ができなくなります。
キャンプを中止して帰宅することになった場合、サイトの撤収作業、車の運転は夫がすることになります。
準備や設営、料理も頑張って、楽しみにしていたお酒を飲みたい気持ちはわかりますが、妻が妊娠中のキャンプではお酒を飲まないほうが安全でしょう。
また、妊娠中の妻がお酒好きなら妊娠期間は我慢していると思います。
妻の気持ちを汲んで、ノンアルコールでキャンプを楽しんでみてください。
妊娠中はお菓子やジャンキーな食べ物などのとりすぎに注意が必要ですが、私はキャンプのときだけと思ってハンバーガーをテイクアウトしてコーラを飲んで楽しんでいました。
行き帰りの運転
妊娠中は注意力の低下やシートベルトによるお腹の圧迫、同一姿勢でいることで血液の循環が悪くなるなど、運転が不向きな身体変化が起きています。
妊娠中でも運転は可能ですが、行き帰りの道中はこまめな休憩を意識し、スケジュールに余裕を持つと良いです。
特に距離があるキャンプ場へ行くときには注意が必要です。週末は渋滞にはまることがあるため、早めの休憩を心がけてください
足が浮腫んだり、トイレが近いこともあり、私は1時間毎に休憩をさせてもらっていました。
休憩のときには車から降りて一緒にストレッチをしてみてください。
まとめ
妊娠中はお腹に負担がかからないように注意が必要です。疲れやすく、体調の変化にも気を遣います。
妻が妊娠中に夫婦でキャンプへ行くとき、夫が力仕事や運転など協力できると良いですね。
これまでのキャンプと違って夫が少し大変になりますが、子どもが生まれる前に夫婦2人で行けるキャンプは貴重な時間です。
妊婦である妻の体調を優先して、気負いすぎることなく楽しんでください。
コメント